1961-06-01 第38回国会 衆議院 社会労働委員会 第41号
○田中説明員 実際今までにおきましては物理的な現象というものを基準の対象に取り上げておった実情でございます。今の教育面からする児童に対する障害、これは視聴覚両方とも現在研究はいたしておりますが、すでに三十三年度からは理科教育振興法によりまして、騒音のための中学校八万人、小学校五万人に対する視聴覚教育のための補助金を出しております。やはり全然考えていないということはございません。今の調査会におきましても
○田中説明員 実際今までにおきましては物理的な現象というものを基準の対象に取り上げておった実情でございます。今の教育面からする児童に対する障害、これは視聴覚両方とも現在研究はいたしておりますが、すでに三十三年度からは理科教育振興法によりまして、騒音のための中学校八万人、小学校五万人に対する視聴覚教育のための補助金を出しております。やはり全然考えていないということはございません。今の調査会におきましても
○田中説明員 騒音によりますいろいろな被害の報告は受けております。もちろん進学率の低下等もあります。そのほかには学習上のいろいろなこまかい調査もしておるようでありますが、こういったものを全面的に取り上げまして、さらに積極的にどうするかということを、先ほど申し上げました委員会で至急検討して対処していきたいというふうに考えております。 〔永山委員長代理退席、柳谷委員長代理着席〕
○田中説明員 学校の騒音防止でございますが、この点につきましては、従来特損法でもって音響の強度及び頻度の基準がございます。これはその当時学習課程にある程度支障のない限度をきめて、その基準によりまして補償していただくように当時の調達庁にお願いをいたしまして、この基準ができたのでございます。その後、防衛庁もこの要綱に基づきまして補償の対象となっております。文部省といたしますれば、さらに今後飛行機の騒音度
○説明員(田中徳治君) この騒音問題につきましては、設置者の申請によりまして全国的に実は調査をしております。たまたまこの羽田飛行場が最近になりましてこの問題が持ち上りまして、従って今までの資料はほとんどなかったわけでございます。このことはたぶんあそこの羽田の飛行場の拡張にからみまして、将来等の危惧を考えまして、こういう問題が早急にやはりできてきたのじゃないかと考えますが、文部省といたしましても、また
○説明員(田中徳治君) 文部省といたしましては、調達庁、運輸省の御協力を得まして現場の実態調査をやった結果は、先ほど調達庁からお話申し上げた通りでございます。 なお、第五小学校の問題でございますが、これは相当に腐朽しておるということでございまして、この点はやはりせっかく防音の措置をいたすならば同時に実施しなければならぬというふうに考えまして、この点は東京都の教育庁の方にも連絡いたしまして、できますれば
○説明員(田中徳治君) 今の問題は危険校舎の問題かと思いますが、二十八年度におきましては危険校舎の補助金はありません。従いましてその当時は今の危険なものも残つたはずでございます。併し二十九年度以降は危険校舎の補助金が出ることになりまして、その実態は目下文部省でも調べておりまして、現在全国におきましては二百数十万坪の危険校舎が存在しておるようなことになつております。
○説明員(田中徳治君) この補助金の取扱いでございますが、大破、半壊、全壊というようになつておりますが、併し大破の補助金のあるものでもすでに危険のものもあります。というのは老朽校舎がその中に入つておるものですから、併し老朽の改築のためには当時はまだ予算がありませんで、多少老朽に災害が便乗したという形になつております。従いまして大破でも危険のものはすでにあるのでございますが、地方の財政関係からいたしまして
○説明員(田中徳治君) 災害の校舎の復旧でございますが、先ほど検査院から御指摘のありましたように、多少経理の当を得ないものもあつたのも誠に遺憾でございますが、この災害の復旧に際しましては、教育上支障ないように校舎の改築をしなくてはならんという点が非常に現地におきましては大きな問題になつておりまして、そのためには危険なものは一時応急修理をいたしまして、改築をいたしました後にはこれを取りこわしております
○論委員(田中徳治君) 公立学校の被害が約二十四億九千五百万円でございます。このうち二十六年度におきまして六割を実施することになります。その補助金四分の三とする場合におきましては十八億七千百万円でございます。で、これを二十八年度にその六割を実施することになりますと、国の負担の補助額は十一億でございます。十一億二千三百万円、できますればその半額を繋ぎ融資に廻したいと考えております。
○説明員(田中徳治君) 今の御趣旨は御尤もでございますが、実は国鉄関係との申合せでは一応駅で以てやはり無賃乗車の発行をいたしますが、それに対しまして証明書を出しましてその不足部分の補填という形で実はこの予算を計上することになりまして、やはりすでに支払済みのものに対しては今度は別途の予算という形をとりませんとこの内容で以てそのままというわけにはちよつと困難とは思いますが、そういう意味におきましては或いは
○説明員(田中徳治君) 大蔵省との折衝の過程並びにその見込みでございますが、この点大蔵省といたしましてもこの予算の計上は余り望ましくないというような意向でございます。なお文部省といたしますれば是非実現したい。で、期日の点はまだはつきりしておりません。それから現在帰郷しております学生は第二学期分から無賃乗車、それから今まだ学校におります学生に対しましてはその帰郷分或いは上京分両方計上してもらうというふうに
○説明員(田中徳治君) 只今の罹災学生旅客運賃のあと払いの措置に関する経費でございますが、これは今のところ一人八百九十円、罹災学生の数が七千五百三十一人、これは推定でございますが、その経費といたしまして六百七十万三千円こういつた数字が出ておりますが、すでに現地におきましては学生の大部分がすでに帰郷しておるのではないかというふうに考えまするが、併し全国にやはり罹災地の学生が相当数おりまして、その平均一人当
○田中説明員 従来は学校の生徒、児童の学用品は、災害救助関係の給与物資といたしまして、小学校が二百七十五円、これは全壊の場合であります。半壊の場合におきましては、その五分の一となつておりますが、今度はこの額を上げまして、中学校におきましては千百円、小学校におきましては五百円というふうにいたしまして、一応その基準を上げておりますが、しかし何といたしましても、やはり学校開設が、災害地の民心安定なり、あるいは
○田中説明員 この際、設備関係の金額は比較的少くなつておりますが、これはやはり学校方面の被害調書の不備によることと思います。先ほどこの公立学校関係の中にちよつと漏らしましたのですが、設備関係といたしまして、約四千九百万円の数字が計上されております。これもぜひやはり補助の対象にしてほしい、こういう要望があります。 それから学校児童あるいは職員の被害等、学校の水害地における状況でございますが、教職員の
○田中説明員 これから西日本水害現地調査の御報告をいたします。 このたびの西日本水害の際におきまして、福岡に対策本部が設置されまして、一日に現地に到着いたしまして、九日まで現地を視察いたして参つた次第であります。視察の箇所は、時間の都合あるいは交通等の関係によりまして、主として主要都市だけを見て参りました。長崎、久留米、熊本、福岡、八幡、門司、別府でございますが、この水害につきましては、御承知のように
○説明員(田中徳治君) 教職員組合の点につきましては、実は札幌に参りました当時教育委員会に行きましたのですが、その当時におきましては殆んど時間の余裕がありませんので、現地調査に参りまして個々の学校の内容につきましてそういつた実例を実は承わつたのであります。
○説明員(田中徳治君) 特に学校管理の面、或いは火災防止或いは生徒の避難につきましては、戰時中からもそうでございましたのですが、終戰後におきましてもその点は十分徹底いたしまして、学校長或いは職員一丸になつて、これらのことにつきましては平生から訓練を怠らず、万一のときを考えて始終対策を講じておつたということは聞いております。特に霧多布の小学校でございますが、ここに津浪が来るという情報に基きまして、学校長
○説明員(田中徳治君) それでは先月の十三日から約二週間に亘りまして、北海道の十勝地震の現状を視察して参りましたその大綱を御説明申上げます。 今次の震災の特徴といたしまして、特に学校建築の被害が非常に多かつた、この点につきましては、この学校が主として北海道の泥炭地、非常に地盤の軟弱な個所に建設されておつたということ、なお校舎自体が非常に構造的に不備であつたということ、なお校舎自体が非常に老朽のものが
○田中説明員 日本の学校建築が、現在非常に低下しておるということは、戰時中ほとんどその修理が行き届きませんで、しかも新設の新しい校舎がなかなかできない。やむを得ず古い校舎をそのまま使つておるというところが非常に多いのでありまして、全国におきましても約四十四万坪という校舎が、使用禁止の実情になつております。さらに四十年以上の経過の校舎が二百数十万坪あります。そのために地方におきましては、今お話のように
○田中説明員 終戰後におきます学校建築が非常に質が悪いということは、われわれも認めております。これはその当時の資材の関係、あるいは資金窮迫の時代、あるいは適当な技術者が払底しておつた点、あるいは建築関係の種職の老巧者が非常に少かつたという関係で、とにかく二十二年、二十三年におきましては、非常に質の低下しました校舎が建ちまして、そのため風大害により、相当の倒壊を招いて大きな犠牲を出した、こういうような
○説明員(田中徳治君) 現在の状況は私見ておりません。終戦当時ちよつと見たことがありますが、これは水産講習所の問題として私参つたのではありませんで、最近の状況は私見ておりません。併し担当室課長、或いは担当事務官は詳細に見まして、その報告は十分聞いております。
○説明員(田中徳治君) 文部省といたしましては、新制大学七十一校ございますが、この新制大学はもともと三百近くの総合大学、つまり専門学校、師範学校、青年学校等が総合されましてできました大学であります。各大学とも従来の施設をそのまま寄せ集めて大学を造り上げたのでございまして、施設の面からいたしましても、或いは教育実施上非常に不完全な形態に現在なつております。従いましてこれが建設計画をどうするかということにつきまして
○説明員(田中徳治君) 現在の水産大学としての施設は、先ほど棚橋証人の言われました通り、非常に貧弱な状態にあります。このことは学校の当事者からもすでに陳情がありまして如何に新制大学といたしまして現在の施設が不備であるかということは我々もかねがね承知いたしまして何とかこの整備につきましては十分学校の意思に副うようにいたしたいというように実は考えておりました。ところが新制大学といたしまして、現在の水産大学
○説明員(田中徳治君) 私立学校の助成金につきましては、公立並みということにいたしておりますが、それ以上の数字が出ておるように記憶しております。
○説明員(田中徳治君) この僅かの予算の配分につきましては全壊並びに半壊に対しましてこの予算を以て処理することができませんために、地方に対しましてはこの予算はできるだけ大破の部分に使用するようにし、更に半壊、全壊に対しましては次年度において是非この予算を取る予定にしておる。従つてその方面の建設の予算は成るべく延ばすようにというようなことを地方の教育委員会の施設課長にも口頭を以て伝えてあります。特にこの
○説明員(田中徳治君) 前回三十九億六千万円を要求しておると申上げたのですが、その後安本からキジア台風、並びにジエーン台風に対しまして今年度の予備費の残額五十億のうち、四十五億を支出することになりまして、ジエーンに対しまして二十四億、キジアに対して二十一億という数字を承わつております。そのジエーンの二十四億のうち、二億三千八百万円が文教施設の災害復旧費として内定を得ましてその通知を受けました。そのうち
○説明員(田中徳治君) このことにつきましては、昨日実は建設省の都市局とも連絡をとりましたのですが、直ぐにこの都市計画法の改正はいたしませんが、少くとも通常国会におきまして提出したいというようなことを昨日承わりました。
○説明員(田中徳治君) 教育基本法からの建前といたしまして、少くとも学校の校地内だけの整備では十分な教育目的を達することはできないということは、我々は十分承知しておるのでございますが、併しその周辺のいろいろな権利というようなものが錯綜しております場合に、これまでを排除するというようなことはなかなか困難であるというようなことでありまして、これを総合的にやはり取扱つて、その周辺の整備を図るためには、やはり
○説明員(田中徳治君) 学校の環境を保持するための意味からいたしまして、従来は校地内並びに学校施設そのものに対しましては、相当にこれを規制する方法がありましたのですが、校地外に亘る区につきましての好ましからざるものを排除することにおきましては法的措置はありませんのでございます。そのために今度のような問題が持上つたのでありますが、併し今度新らしく建築基準法を制定されることになりまして、この中には特殊用途地域
○説明員(田中徳治君) 鋼金を三万八千円、半壊を一万円、大破を五千円、中破以下二千円、この金額を総計いたしますと約二十九億九千四百万円、三十億に近い復旧費となるわけであります。これにつきまして一応文部省といたしましては大破以上に対しまして、その八〇%を補助し、尚中破以下に対しましては起債、その使用金額は約十八億、これを国費使用額と算定しております。
○説明員(田中徳治君) 現在文部省におきましては、各地方の数字を集計いたしております。特に学校方面におきまして災害の報告が非常に遅れておるというような声も聞きますのでございますが、非常に広い範囲に亘りまして偏鄙な場所にも学校が散在しておるために十分な集計ができかねるというような現状にございますが、九月二十六日現在におきましてジェーン台風による全国の被害は、全壊が約二万坪、半壊が六万五千坪、大破が十九万五千坪
○田中説明員 科学研究費補助などで、考慮されるかとも考えておりますが、その方の担当者が見えておりませんから、後刻連絡して御報告いたします。今の地方の小学校なり、中学校なり、高等学校なり、この方の災害に対しましては、従来補助をいたしております。二十四年度におきましては、その方の補助は予算の都合上困難でございますが一応二十五年度におきまして所定災害費の方から補助をとりたいというふうに考えまして、安本とも
○説明員(田中徳治君) お答え申上げます。教育施設の整備につきましては、六・三初め戰災学校の復旧……非常に多量な工事を控えているのではありますが、特に我々も戰災、引揚者の兒童の收容に対するこの義務教育の施設ということにつきましては、その必要性を十分痛感いたしておる次第でございます。昨年この施設に対する予算の計上を公共事業として特に安本に提出いたしたのでありますが、遂にその実現を見ることができなかつた
○田中説明員 今の長崎、廣島方面の学校につきましては、われわれも常々そういつたことを考えておつたのでございますが、何分予算そのものが非常に過小のために、復旧率も非常に低下しておるというような現状でありまして、特に長崎におきましては、今ほどお話のありましたように、実は予算は相当重点的に配付しておるのでございまして、特に本年度におきましても約一千四百万円を計上しております。來年度におきましてもできるだけその
○田中説明員 戰災学校の復旧の状況を御説明申し上げます。戰災学校は御承知のように全國で約三千校、三百万坪の建物を失つたのでございますが、この復旧につきましては、官公立学校は公共事業、それから私立学校は國庫の長期年賦償還貸付金をもつて、復興いたしておるのでありますが、國立学校におきましては本省の直轄工事としてこれを実施いたしますし、公立学校においては、補助事業として各事業主体に二分の一の補助をして、この
○田中説明員 今の戰災地におきます配分につきましては、特に戰災復興に対する公共事業の予算がきまつておりまして、昨年度におきましては公立中等学校、小学校の戰災復旧費は、戰災坪数の約六分の一というものが、予算の対象として取上げられましたのですが、その予算を戰災都市の罹災学校の坪数に按分してわけまして、さらに六・三の方の予算は、それに加味して予算配付をやつておるのであります。特に戰災地におきます学校におきましては
○説明員(田中徳治君) 校舎の水害復旧の件でございますが、このことにつきましては、安定本部とも連絡を取りまして、公共事業として採り上げまして、相当の補助金を計上いたしました。そうしてこの復旧を促進したいというふうに考えております。尚補助率等の件に関しましては残されてまだ確定はしておりませんが、追加予算といたしましても相当額は計上されましてその実施をいたすことに相成つております。現在の資材不足の際、復旧全部